目次
不登校になった小学校時代
新年度、そして新学期。
ワクワクする季節？
楽しみなことが待ってますか？
僕は不安でドキドキする季節です。
新しいことって苦手です。
恥ずかしながら僕は
小学校５年生のときに登校拒否が始まり、
不登校になりました。
怖い先生が担任に
きっかけはクラス替え。
仲の良かった友だちとは離ればなれ。
そして、担任になった先生は
学校でも厳しいことで評判の女先生。
楽しかった小学校は
この年の春から一気に恐ろしい場所へと変わりました。
ウワサ通りのよく怒る先生でした。
クラスが騒がしければ
全体を睨んで黙らせる。
忘れ物をした子には
「取りに帰れ」
と冷たく言い放つ。
僕もよく怒られ…
た、わけではないんです。
他人が怒られているのを見て自分が怒られている気分に
僕は自分で言うのもなんですが
わりと優等生タイプな子どもでした。
宿題はちゃんとやるし
遅刻はしないし
忘れ物も無いし
しっかり人の目を見て話を聞く
いわゆる「良い子」ちゃん。
持って生まれた(？)マジメな性格のおかげで
どちらかといえば「よくできる」子どもでした。
子どもの頃は、ですよ。
僕は怒られるようなことはしない
子どもだったけど
それでもその先生のことが怖くてたまりませんでした。
同じクラスの子たちが
怒られているところを
見るだけで怖かったのです。
他人事ではなく我が事のように
ビクビクとその時間を過ごしていました。
「自分も怒られたらどうしよう」
そんな気持ちが自分の中で大きくなっていきます。
もしかしてHSPなのかな
最近になって
HSP（Highly Sensitive Person）
ハイリー・センシティブ・パーソン
という言葉を聞くようになりました。
人一倍敏感な人のことを指す言葉です。
感受性が強すぎるというか。
病気ではなくてそういう気質のことだそうです。
もしかしたら僕はHSPで
人が怒られているのを見て
自分が怖くなっていたのかな…。
上記サイトのHSP診断テスト
僕の結果はこうでした。
やってみました。
— わりばし丸 (@waribashi1941) 2019年4月8日
『#HSP診断テスト - 選ぶだけの簡単セルフチェック』 https://t.co/2GyAmWImry #HSP
HSP度は「中」だそうです。
恐怖や不安が行動に現れる
怒られることへの心配はやがて
自分の行動にも影響し始めます。
「行ってきまーす」
朝、ランドセルを背負って家を出るのですが
すぐに家に戻ってきます。
そしてランドセルを開けて
入っている物を全て出すのです。
忘れ物がないか
もう一度チェックするようになりました。
鍵をかけたっけ？
何度も確かめずにはいられない。
そういう行動と同じです。
まるでプチ強迫性障害でした。
10歳の小さな子どもが
そんな状態に追い込まれていたのだと思うと
自分でもかわいそうで悲しくなります。
秋になって、不登校に
1学期は少し休みつつも
何とかクリア。
でも夏休みの間はずっと憂鬱。
お盆頃にはもう9月が始まることが
イヤでイヤでたまりませんでした。
2学期が始まり、休むこともさらに増えました。
家でも父に怒られたなぁ…。
「施設に入らにゃいけんようになるぞ！」って。
思い出しても泣きそうになる。
でも父は父なりに
学校に行けない息子をなんとかしないといけないと
思っての発言だったんでしょうけど。
学校でも家でも
この時期は心ボロボロでした…。
そして10月だったか…
11月だったか…
ある、秋の日。
朝、先生から
家に電話がかかってきました。
「今日は来られるよね？」
「…お腹が痛いです…」
消え入りそうな声で答えたら
なんて…
なんて言われたんだろう。
何を言われたか覚えてないけど
怖くなったことは覚えてます。
その日を最後に完全に学校に行けなくなりました。
今回はここまで。
疲れました…。
このあとも先生が家に来るようになったり
自分で自分を追い詰めたり
心が休まることはなかったです。
(追記) 続きです。
さいごに
そんな経験があったもので
僕自身は「学校に行けない」人のことを
追い詰めたくありません。
行かないことで
大変になることもなくはないから
行けるなら行った方が良いけど…。
無理するぐらいなら行かないでいいと思います。
そしてどうなる…？
このあとの自分史をサラッと書いておきますね。
(また今回のようにしっかり書ければいいとは思ってますが)
中学校もほぼ不登校。
高校は通信制。
大検を受けて大学に進学。
大学も卒業して
一応みんなと同じルートに戻りかけたんだけど、
現状、ひきこもり。
学校に行けなくても
なんとかなってるから大丈夫だよ、って
言ってあげられるようになりたいんだけどね。
