パニックアワー

パニック障害になったボクの考えごと

パニック障害と心因性頻尿だけど大好きなターミネーターのために映画館に挑戦

ターミネーター ニュー・フェイト

 

先日『ターミネーター:ニュー・フェイト』を観に映画館に行ってきました。

 

 

目次

 

 

 

パニック障害が不安だったけど映画館へ挑戦

 

 

パニック障害になってからは初めて。

僕にとっては4年ぶりの映画館でした。

 

 

その4年前に観た映画は『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でした。

僕はターミネーターシリーズの大ファンなのです。

(1番好きな映画は?と聞かれたら『ターミネーター2』と答えます)

 

 

思い返せば前作ジェニシスの公開はパニック発作が出る少し前の夏。

その年の秋からパニック障害に悩まされるようになりました。

 

 

 

それからは映画館からもすっかり遠ざかり…。

 

 

 

でも今回公開されているのは大好きなターミネーターシリーズ最新作。

しかもあの『ターミネーター2』の正統な続編と謳われては、見たい気持ちも膨れ上がっていきます。

 

 

 

このタイミングで勇気を出して映画館にチャレンジしなければ

次はいつ行けるようになるか分かりません。

 

 

 

ということでこの度、父を誘って映画館へと行ってきたのです。

 

 

父を誘ったというのは単純に1人では不安だったということ。

(付き添ってもらった)

それと映画館まで1人で運転することができないということ。

 

 

いやーこの歳で父親と2人で映画館に行くことになるとはお恥ずかしい…。

 

 

 

ときには頓服の力も借りて少しずつ挑戦の幅を広げる

 

 

映画館には頓服を飲んで挑みました。

やっぱり何も無しでは不安が大きかったのです。

 

 

今回は人生初のIMAXシアターでの鑑賞になりました。

 

大スクリーン、大音響。

 

そのぶん料金がちょっとお高いのだけど、

せっかく見るならIMAXも初体験してみたいと選びました。

 

 

 

もうね、大迫力です。

 

 

客席の照明が落ちて、予告が始まって、

最初に「ドオオオオン!」って音が響いたときには

胸やお腹の芯まで揺れましたよ。

 

 

「すごい」よりも「やばい」と思いました。

危険を感じる、本来の意味の方の「やばい」です。

 

 

心臓が、鼓動がギュッとなった感じ。

そのあたりに意識が向いて、ドキドキした自分に気づいてしまいました。

 

不安を感じたのです。

 

 

最後まで座っていられるのだろうか?

 

 

幸いになんとか落ち着くことができたのですが、

頓服を飲んでなかったらアウトだったと思います。

 

 

本編が始まってからは

パニックへの不安はあまり感じず観ることができました。

 

 

 

 

が、別の心配が…。

 

 

 

心因性頻尿で映画館がツライ

 

 

実は映画館はパニック障害になる前から苦手な場所なのです。

 

 

映画が趣味と言っておきながら、もともと映画館に行くのは数年に1度。

どうしても見たい作品が公開された場合のみ行く、というタイプです。

 

 

映画館がなぜ苦手かと申しますと、

 

「トイレに行きたくなっちゃう」問題が発生するからです。

 

 

おしっこが近くなってしまうのです…。

 

 

普段からも2時間おきにトイレに行くぐらいの頻尿気味ですが

特に映画館とか、「トイレに行けない状況」が出来上がると

精神的な、気持ちの問題から逆にトイレに行きたくなってしまいます。

 

 

もちろん映画が始まる前にはトイレを済ませます。

 

 

ところが映画が始まって動けなくなると

トイレに行きたくならないだろうか?という心配が始まってしまうのです。

 

 

心配すればするほど自分の尿意に注意が向けられてしまい

そのうちに我慢できないほど溜まってしまいます。

 

 

前回のジェニシスでは実際に途中で我慢できなくなり、

トイレに抜けてしまいました。

 

 

先ほど「トイレに行けない状況」と書きましたが

映画館の場合は本当はトイレに行けちゃうんですよね。

 

行けるから、「行った方が良いだろうか」って考えが

頭の中でグルグルし始めてしまう。

 

 

文字通り完全にトイレに行けない状況(トイレが無いとか)だったら

ひょっとすると大丈夫なのかもしれない…。

 

だってもうそのときは我慢するしかないからね。

 

 

 

 

こういうのは所謂「心因性頻尿」というやつでしょうか。

診断されたことはないけどこの記事の気持ちは分かります。

kimotisoyokaze.com

 

 

 

 

おしっこって不思議

 

 

このままついでに尿意に関する話題をば。

 

 

尿意ってさ、不思議だよね。

ちょっとしたことで行きたくもなるし出なくもなるし。

 

頻尿で困ることもあれば

出なくて困ったこともあります。

 

 

以前病院で尿検査をしなくちゃならなくなったことがあって、

でもそのときに出なかったんです。

 

今度は出ないことで焦りを感じた僕は

そのあとも何時間も出せませんでした。

 

おしっこなんて待ってればいつかは出るようになってるのにね。

あのときは申し訳なさとか自分を急かす気持ちとかが

ブレーキになってずーっと出せなかった。

 

 

他にも公衆トイレで後ろに立たれると出せなくなるとかね。

 

後ろが待ってるから「早く出さなきゃ」って思うともうダメ。

それまでトイレに行きたくて、我慢してたはずなのに、

出したいはずなのにどうしても出せない

 

 

そういうときは仕方がないから

一旦諦めて後ろの人に譲って、自分はまた並び直す。

 

可能なら個室の方に入ります。

そこなら後ろのことを気にしないで良いからね。

 

 

 

書いてて客観的に思うけど

本当にいろいろ気にしすぎというかビビりすぎというか…。

 

他人がどう思うか、そればかり。

 

他人に迷惑をかけたくないとか

神経質にならないで気楽に生きたい…。

 

 

 

 

 

パニック障害への心配も、トイレの心配もクリア

 

 

話が脱線しましたが、今回のターミネーター鑑賞に戻ります。

 

 

今回も早い段階(映画開始から30分ほど)で尿意は感じました。

「やだな」と思いつつ「今回は意地でも我慢してやる」と心に決めました。

 

 

映画に夢中になり尿意が吹っ飛んだ瞬間あり、

腿をもむなどして気を紛らわす瞬間あり。

 

 

なんとか耐え抜き、今回は最後まで無事に映画を見ることに成功いたしました。

 

 

 

 

こういう成功体験って大事。

 

 

前回失敗したからまたトイレに行きたくなるのでは…

 

から

 

今回はトイレに行かずに映画を見られた。

ということが上書きされます。

 

 

次回行くときにも大丈夫かもしれない…と思える材料になるもんね。

 

 

 

それはパニックも同じで、次も怖がらずに行けるかもしれない。

 

ってちょっと思える自信になりました。

 

 

 

 

 

ありがとうターミネーター

 

僕に少し勇気を与えてくれて。

 

 

 

 

 

ターミネーター:ニュー・フェイトの感想を少し

 

 

最後にちょっとだけ映画の感想を。

 

めちゃくちゃ良かったです。

大満足。

 

勇気を出した甲斐がありました。

 

 

 

特に2人の女優さんにアッパレ!

 

サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンもカッコ良かったし、

今回はそれ以上にグレース役のマッケンジー・デイヴィスと出会えたことが収穫。

すごくカッコ良かった!

 

映画館から帰ってすぐに検索して

『オデッセイ』とか『ブレードランナー 2049』とか

彼女の出演作はこれまでに見ていたことが分かったけど、今までノーマークでした。

 

これから追いかけたい女優さんになりました。

 

 

 

こちら予告編です。

僕はこれすら見ないようにして

事前情報を入れないようにして本編を楽しみました。


映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』本予告【新たな運命編】11月8日(金)公開

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